ガスエネルギー新聞は、全国の旧一般ガス事業者197者を対象に保安対策アンケートを実施し、174者から回答を得た。スマート保安、他工事対策、自主保安、各社の経年本支管・内管の年間取り換え予定、経年埋設内管の対策状況を掲載する。
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ガス・電力などのエネルギー事業者は、設備の経年化、人材の高齢化や長期的な人材不足などの課題を抱えている。こうした課題に対処するために設置された官民のトップによる「スマート保安官民協議会」が2021年3月に取りまとめた「ガス分野におけるスマート保安のアクションプラン」では、製造・供給(外管・ガスメーター・内管)、消費の各段階で、スマートメーターやドローンなどの活用を進めるとしている。
アンケートでは、スマート保安への取り組み状況を選択回答と記述回答で答えてもらった。
「IT技術、AI等を活用したスマート保安の取り組み状況に当てはまるものを全て選んでください」という質問項目に対する選択回答は「IT技術による業務の遠隔監視制御、自動化等による効率化」が86と最も多く、「IT技術によるペーパーレス化」が79、「特に検討していない」が62、「AI等による効率化」が14、「その他」が5となった。
経済産業省は、中堅企業・中小企業が遠隔監視・制御、AIによる設備点検作業の自動化などを導入する際の事業計画の策定費用を補助する「スマート保安導入支援事業費補助金」を用意している。この補助金の活用に向けた検討状況を聞いたところ「活用を検討」の回答が58事業者、「この補助金について知らない」の回答が15事業者となり、ガス事業者での認知度が高いことが分かった。
スマート保安を採用済み、もしくは検討中の事業者に対して「具体的にどのような業務で採用、または検討しているか」を聞いた。東京ガスは「導管工事における工程管理アプリの導入、ドローンによる設備点検の検討、ウェアラブルデバイスによる現場業務支援の検討、AI(人工知能)による設備劣化画像診断の検討など」と回答した。
大阪ガスは「地中レーダー画像の判定におけるAI活用やガス管パトロールにおけるAIカメラ活用など。ガス工事の生産性向上・ノウハウ補完(完全自動溶接、溶接検査のデジタル化、3D写真技術による竣工図作成)、漏えい検査の合理化(車載式ガス測定システム、スマートメーターシステム)などでの採用も検討中」とした。
東邦ガスは「導管工事における図面・報告書作成のペーパーレス化・省力化を目的に、3次元図面アプリケーションを採用。外部と共同でガス管の劣化度合いを予測するAIアルゴリズムの実証実験が完了し、保安対策に活用中。本支管工事や舗装工事で、交通誘導員の担い手不足の改善と安全で円滑な交通誘導を目的に、無線制御式信号機を用いた交通誘導システムを採用。ガス工事従事者がウエアラブルカメラを装着することで、離れたオフィスからリアルタイムに現場確認が可能」になったと回答した。
西部ガスは「建設業務、維持管理業務、保安業務、防災業務といった導管事業における業務全般において、生産性向上や業務の効率化、レジリエンス強化につなげるべく検討している。現在は各種デジタル技術による効率化やペーパーレス化を進めている」とした。
北海道ガスは「保安指令システムの導入による保安業務の動態管理や、モバイル端末による現場での情報確認・登録。デジタルホワイトボードやウエアラブルカメラの導入。差し水供給支障の調査における露点センサーによる遠隔露点管理。埋設管漏えい検査管理システムの札幌、小樽、千歳地区での実運用開始(函館、北見は試用運営)」を挙げた。
●他工事対策―資料配布などで照会を促進
経済産業省が2021年3月に策定した「ガス安全高度化計画2030」の実行計画には、供給段階の対策として、他工事対策の啓発活動の強化が盛り込まれている。各都市ガス事業者は、他工事事故をなくすため、社員研修や他工事業者への周知活動を進めている。
家屋の解体撤去工事や上下水道工事などを行う場合、工事事業者は当該エリアの都市ガス事業者にガス管の有無などに関する照会を行うことになっているが、この照会作業が行われずに事故が発生するケースが多い。このため都市ガス事業者は、他工事業者へ照会を徹底するよう周知活動を行っている。他工事業者への周知方法を聞いたところ、「許認可申請窓口や講習機関への資料の配布」が133と最も多く、「建設会社、他業界への資料配布」が118、「自社ホームページに掲載」が87となった。
このほか、各社に他工事事故防止の取り組み状況を聞いた。主な回答を紹介する。
○京葉ガス
道路上の他工事について、他企業者との保安協定に基づき適切な対応に努めているが、未照会で実施される他工事も一定数存在するため、路線パトロールの実施や行政機関窓口等に安全周知パンフレットを設置し、未照会工事の防止に努めている。敷地内の他工事についても未照会による他工事事故が継続発生しており、各業界団体に対する安全講習の実施や行政機関、下水道協会等へのPRチラシ設置等を実施している。
○北海道ガス
未照会工事によるガス管損傷事故は、対策を講じているものの継続して発生している。一方、照会・協議済みの工事でも、損傷事故が発生する事例もある。①市役所の建築申請窓口等に、「他工事によるガス管損傷防止パンフレット」を設置し、照会誘導②市役所の建設リサイクル申請窓口や警察署の道路使用許可申請窓口、登録教習機関に、経済産業省作成の「損傷事故防止パンフレット」の設置および案内を窓口担当者へ依頼③ウェブによるガス管照会のホームページ案内、周知チラシ配布④他工事施工者に対して、受付・協議・立会・巡回などの接点機会に注意喚起チラシを配布――といった取り組みを実施している。
●自主保安―導管のパトロール実施
各都市ガス事業者は、定期保安巡回などの法定点検以外にも、自主的な保安活動を進めている。各社の取り組み内容を紹介する。
〇東邦ガスネットワーク
①漏えい発生確率や事故発生時の危害の大きさを考慮し、保安上のリスクの高い導管や地域において、法定以外に自主的な漏えい検査を実施②高中圧導管の他工事損傷防止のため、工事規模や路線ごとの影響度を考慮したルートで路線パトロールを実施③架管の腐食点検や沈下測定、防食措置を施した重要路線導管の電気防食点検を実施④中低圧の鋳鉄本管や白ガス支管を主軸に、経年管対策を推進。
〇仙台市
業務用厨房需要家に対する業務用換気警報器の無償貸与。立ち消え安全装置なしのガスコンロを所有する需要家へのDM郵送と巡回(取り換え・撤去の勧め)。開栓時における小型湯沸器の排ガスCO測定(不燃防付きを含む)。防災訓練や各種イベント等における安全使用に関する広報活動・旧型ガス栓から安全性の高いガス栓への交換促進PR(メーター検満交換時や町内会防災訓練等の機会を活用)。
〇四国ガス
不使用ガス栓のつまみへの「誤操作防止キャップ」の取り付け。業務用換気警報器の鳴動履歴の確認および鳴動原因の調査・対策を実施。顧客へ安全周知ステッカーの貼付(供給ガス種、換気実施等)。
検針票の裏面や自社季刊誌(年4回)に警報器や保安に関する記事を掲載。日本食品衛生協会支部への安全周知活動(ガスと暮らしの安心運動実施期間中)。橋梁添架本支管の点検。本支管バルブの点検。電気防食路線(中圧本管)の電位測定。冬期需要ピーク時の圧力測定。
〇室蘭ガス
本支管については法定点検以外にも、埋設年度の古い路線の調査を毎年実施している。
●経年埋設内管対策(記述回答)
2021年3月に改訂された「ガス安全高度化計画2030」に基づき、ガス事業者各社は、本支管の経年対策を計画的に実施している。各社は、保安上重要な建物(保安重)の対応や、一般建物の経年埋設内管についても、需要家と交渉を行い、対策工事を進めている。※東彩ガス、北日本ガス、東日本ガス、ニチガスの導管事業は導管事業は現在、エナジー宇宙が承継している。
〇東京ガスネットワーク
保安上重要な建物における「白ガス経年埋設内管」は、顧客へ取り換えて頂けるよう周知等を継続して行い、保安の確保に努力していく。
保安上重要な建物のうち、公的施設については、資金面や他律的な要因による改善工事(建物解体含む)遅れのものを除き完了しているが、未改善物件については完全完了を目指し引き続き改善折衝を行い、準公的施設は、腐食リスクレベル判定を積極的に活用しながら改善促進を行う。
〇大阪ガスネットワーク
1999年より本格的に活動を展開している。保安上重要な建物残り8103棟(2023年12月末)について、取り換え実施のための周知、折衝を継続して保安の確保に努めている。なお準公的施設については、30年度までの改善完了を目指し、引き続き改善折衝を行っていく。
〇東邦ガスネットワーク
保安上重要な建物における経年埋設内管は、改善の同意が得られなかった顧客を除き、15年度末までに対策完了。
同意が得られなかった顧客のうち、公的施設については、21年度末までに対策完了。公的施設に準ずる建物については、25年度までの完了を目指し、折衝の継続および改善・建替計画があれば進捗状況の確認を実施。
〇西部ガス
ガス安全高度化計画2030に基づき、階層別(公的、準公的、民間)に管理し、年度・地区毎に目標を設定し改善を実施している。また、保安上重要な建物を対象に自主漏えい点検(年に1回)を実施し、点検結果の報告機会を活用し効果的な改善折衝を行っている。
その他にも、登記簿情報サイトや各種業務機会にてオーナー変更の機会を的確に捉えて改善折衝を進めており、折衝済み物件においても繰り返し改善意志の確認を行っている。
〇京葉ガス
定期的にダイレクトメールによる安全周知を実施している。保安上重要な建物のうち公的施設については、20年度(21年3月)で対策完了しており、公的施設に準ずる建物残り1件の改善折衝を実施している。
〇北海道ガス
保安上重要な建物および木質系経年管のポリエチレン(PE)管への入れ替え折衝を継続実施。長期閉栓中の建物に対する巡回やダイレクトメール(DM)送付により撤去折衝を継続実施。
〇広島ガス
民間施設のうち、公的施設に準ずる建物は30年度の改善完了に向け活動している。本支管入れ替え工事の沿線に居住する顧客を訪問して改善折衝を行っている。
〇仙台市
経年埋設内管を所有するユーザーに対し、DM送付や定期ガス設備点検などの業務機会を通じて、継続して対策の必要性を伝え取り換え提案を行い、改善促進に努めている。
〇北陸ガス
周知チラシのDM送付や各種業務機会を利用した折衝により改善を促進している。
〇静岡ガス
保安上重要な建物(準公共建物)に加え、一般戸建を中心とした保安上重要な建物以外についても改善目標件数を設定し、道路上の工事等の接点機会を利用するなどして折衝を行う。
〇四国ガス
保安上重要な建物については、DMの送付や業務機会を通じて改善交渉を実施する等、引続き改善に向けて努力する。保安上重要な建物以外は、本支管入れ替え工事に合わせた改善交渉や、業務機会を通じた周知活動を実施している。
〇東部ガス
①建物区分等から優先順位付けを行い、改善折衝を実施している②保安上重要な建物については、15年末で対策を完了した。
〇サーラエナジー
保安上重要な建物の中でも特に公的機関の経年埋設内管の対策を進めてきた。今後も保安上重要な建物を中心に対策を行い、改善の同意が得られない顧客については、DMの送付や各種業務機会に継続して安全周知を実施していく。
〇武州ガス
本支管入れ替え路線を中心に経年内管対象需要家の巡回・折衝を実施している。改善の趣旨、必要性を分かりやすく説明し、理解いただくよう努力している。
〇山口合同ガス
あらゆる業務機会を通じて、経年埋設内管の改善折衝を行い、削減を図っている。やむを得ず残存する物件については、詳細な折衝記録を作成することにしている。本支管改善工事路線にある対象物件に対して、改善工事に合わせて改善・削減の折衝を行っている。また、状況により更生修理施工の提案を行っている。
〇大多喜ガス
業務機会を通じた改善折衝および更生修理工法により改善促進を図っている。
〇日本ガス
埋設年、埋設環境(土壌、水位)、建物下埋設配管状況、建物構造および建物区分、建物用途を考慮し優先度の高いものから対策を実施。密集エリアや雑居ビルなどの改善を優先して実施。腐食対策措置としては、管の取り換え、更正修理工法等の適切な工法を選択し、経済的かつ環境にも配慮した手法を選択。
〇岡山ガス
公的施設の改善は完了しており、準公的施設の改善折衝を進めている。また、保安上重要な建物以外についても、専従折衝員による改善折衝を実施している。24年からは「腐食リスクレベル判定」を導入し改善折衝に活用する予定である。
〇東彩ガス※
経年本支管入れ替え時と単独経年供給管入れ替え時の同時改善提案実施。イベント会場等での取り換え提案を実施。また、専属員を配置し折衝にあたっている。
〇釧路ガス
地区単位で経年管入れ替え依頼のDMを発送している。また、経年管入れ替え工事現場付近の経年管対象需要家へ直接訪問して入れ替えの折衝を試みている。あわせて、空き家等の長期不使用経年埋設内管の撤去により削減を図っている。
〇旭川ガス
顧客周知文に経年年数、取り換えを行わなかった場合に起こり得るリスクを記載し周知している。アンケート付DM返信ハガキを郵送し、見積を希望される顧客宅に訪問し改善提案を実施。法定検査時に周知、取り換え提案の実施。本支供給管工事に合わせて対象需要家に訪問し入れ替え提案を実施。古い未使用経年管を優先して撤去の提案を目的に巡回。空き家の場合も所有者を探し撤去の提案を実施。
〇滝川ガス
完了している。
〇美唄ガス
1月~2月の冬期間において、経年管の取り換えが終わっていない地区の需要家を巡回訪問している。また、ピット等のある建物などは、検知器で漏えい検査を実施している。
〇岩見沢ガス
本支管入れ替え路線の折衝強化や他業務機会にも折衝を行う。
〇帯広ガス
DM、キャンペーンの実施、自社検針時配布のチラシなどを活用したPR強化を継続して行っている。本支管の入れ替え時や建物改修時等の接点機会に入れ替え提案を行っている。
〇苫小牧ガス
定保等の業務機会を通じて顧客に更新の案内を行っている。本支管入れ替え工事時に不使用供給管の切り離しを行っている。
〇室蘭ガス
法定埋設管調査時に対象需要家へチラシを配布し説明している。
〇長万部町
定期的な広報掲載および業務機会を利用した入れ替え促進活動。本支管更新工事時に、当該本支管に接続されている経年埋設内管の需要家には個別訪問し、対面で入れ替え折衝。
〇青森ガス
定期保安調査時に入れ替え見積の提案をし、依頼があった顧客へ見積提出交渉している。経年埋設内管改善折衝ツール「腐食リスクレベル判定」を用いた改善折衝を今年度から実施。
〇五所川原ガス
本支管入れ替え工事、建物の建て替え工事時および定期消費機器調査などの顧客と対面時に埋設内管の入れ替えをお願いしている。
〇弘前ガス
本支管入れ替え時の取り換え、パンフレット配布によるPR等。
〇十和田ガス
長期閉栓中の経年灯外管について、顧客の同意を得て廃止するよう取り組んでいる。
〇八戸ガス
本支管入れ替え、定期保安点検、ガス機器取り換え等の業務機会を通じ、パンフレット等を活用してPR、改善依頼を継続して行っている。
〇黒石ガス
定期保安点検等、業務機会を通じて折衝。
〇盛岡ガス
保安重については、建物区分番号順に順位付けを行い、継続して折衝している。戸建てについては本支管入れ替え工事・定保時等の業務機会を通じて対象の顧客を訪問し、折衝している。
〇花巻ガス
本支管入れ替え工事時に提案折衝し、同時入れ替えを行っている。
〇水沢ガス
定期保安巡回時、建て替えおよびリフォーム工事時に内管入れ替えを勧めている。本支管工事時に供給管と合わせて内管入れ替えを勧めている。
〇釜石ガス
保安上重要な物件へは、折衝活動は継続しながら必ず見積りの提出は実施している。また本支管入れ替え沿線での工事会社と協力しての折衝活動等も実施。
〇男鹿市
本支管敷設替え工事の都合上、敷設替えが必要な内管については、改善しているが、過疎化・高齢化が進み、需要家負担が大きいため、対策に苦慮している。
〇にかほガス
保安上重要な建物については、対策を進めているが、その他は対策が進んでいない。
〇由利本荘市
自社工事による入れ替えのほか、他工事と併せて入れ替えを行っている。
〇酒田天然ガス
保安上重要な建物の公的機関は18年度末に終了したので、民間所有の保安上重要な建物の入れ替えを最優先に実施していく。保安上重要な建物は年に一回以上訪問する。保安上重要な建物以外は定期保安点検等業務機会を通じて折衝し改善を推進する。
〇鶴岡ガス
本支管の更新に合わせて改善折衝を実施、あらゆる業務機会を通じて改善提案を行う。
〇寒河江ガス
定期保安調査や経年機器需要家訪問時に折衝をしている。
〇山形ガス
本支管入れ替え工事に合わせた改善折衝。また、担当要員による対象需要家巡回、改善折衝を行っている。
〇庄内中部ガス
①折衝員による巡回折衝、顧客が留守の時はチラシを投函している②経年埋設内管に関するチラシと工事見積の受付案内のDMを送付している③その他業務機会に入れ替え改善提案、折衝をしている。
〇庄内町
独自広報誌を定期的に発行し、経年埋設管の交換の必要性を周知している。また、内管工事や業務機会において発見した際は、顧客に取り換えの必要性を説明し、入れ替えの促進に努めている。
〇気仙沼市
業務機会を通じ周知。
〇古川ガス
経年管改善折衝担当者が、顧客宅を訪問して、ガス管の入れ替えを、お願いしている。
〇石巻ガス
建物区分による優先順位や保安上の重要性、埋設年数、埋設環境を考慮し計画的に、対策、実施している。
〇塩釜ガス
業務機会を通じて入れ替えの提案を行っている。
〇福島ガス
保安上重要な建物にあっては一巡し振分け、対策完了となっているが、その後においても未対策物件にあっては、引き続き折衝等を行っていく。保安上重要な建物以外にあっては、入れ替え路線上の経年内管保有需要家について本支管工事広報時から入れ替えの提案を行い、供給管工事と同時に改善できるよう折衝を行っている。
〇若松ガス
本支管の耐震化工事の際に、灯外内管まで入れ替えを計画して残数減に努めたいと考えている。また、集合住宅や商業ビルのオーナーに働きかけ、経年内管の入れ替えについても進めたいと考えている。
〇東北ガス
公共等の施設は済んだものの、その他の需要家が進んでいない。需要家に説明、理解を得た上で、進めたい。
〇常磐共同ガス
顧客へ入れ替えの促進周知。内面シール(NEXT)による対策。
〇新発田ガス
「保安上重要な建物」の経年管改善折衝は継続して実施している。経年本支管の取り換え工事の際、沿線の顧客に対し灯外内管の取り換え折衝を積極的に行っている。
〇越後天然ガス
本支管=ねずみ鋳鉄管取り換え完了、白管取り換え完了。アスファルトジュート巻管電気防食にて中・低圧管ともに対策済。
供給管=本支管取り換え等に改善折衝および未使用管巡回時の撤去折衝。
灯外管=優先順位をつけて、個別折衝および本支管入れ替え、増改築時に改善折衝や未使用管巡回時の撤去折衝。
〇蒲原ガス
保安上重要な建物および建物区分上位の経年内管の顧客に対し個別訪問、折衝を行い、改善の促進に努めている。業務機会を通じて、経年埋設内管所有の顧客に折衝、入れ替え促進を行っている。本支管入れ替え工事現場においては、工事店と協力し、経年埋設内管所有の顧客へチラシの配布、折衝、入れ替え提案を実施。
〇小千谷市
灯外内管は引き続き需要家へ周知。
〇魚沼市
定期保安点検時に対象の方に入れ替えをお願いしている。ガス水道フェア(年1回開催)での広報。
〇上越市
保安上重要な建物について灯外内管の白ガスは完了。白ガス灯外内管が残存する需要家に法定調査の訪問時に対面の機会を利用し入れ替えの折衝。解体工事を行う場合は、埋設白ガス管部の撤去を指導。
〇妙高グリーンエナジー
保安上重要な建物の経年埋設内管について、入れ替えの依頼文を検討している。
〇糸魚川市
定期周知パンフレットで敷地内ガス管の入れ替えをお願いしている。指定工事事業者教育の機会を利用して、需要家が直接工事相談をする工事業者に、経年内管対策の必要性を周知し、需要家の助言できるよう教育する。
〇白根ガス
本支管入れ替え工事での需要家アプローチや宅内工事との同調施工などのタイミングを捉えて、改善に取り組んでいる。
〇栄ガス消費生活協同組合
法定検査時や訪問の機会を通じ取り換えをお願いしている。特にリフォームや増築等の情報を得た場合は早めに対処することが必要である。
〇佐渡ガス
主に本管入れ替え工事等、あらゆる業務機会を通して経年管折衝に取り組んでいる。
〇栃木ガス
導管の埋設年度と修復履歴の有無等により優先順位を決めて取り換えを進めている。
〇足利ガス
専属交渉員による訪問計画や、本管入れ替え工事に係る物件のうち、経年管対象の物件への訪問により入れ替え交渉を行っている。保安上重要な建物については継続的に交渉を行うとともに、1年に1回の頻度で漏洩検査を行っている。
〇鬼怒川ガス
長期閉栓需要家については、所有者と交渉して切り離しを行っている。
〇北日本ガス※
対象となる顧客に対し、定期巡回訪問および、基幹業務から、入れ替えを進めている。
〇佐野ガス
経年管対策チームとして4人体制で活動している。23年度は37本の経年埋設内管が改善し、残存数は128本となっている。入れ替え対象となる顧客に対しての折衝訪問回数も2~3巡目となり、件数は伸び悩みの状況。法定検査、不使用灯外内管調査、ガス機器訪問修理などのあらゆる機会を利用し、粘り強く顧客へ経年管の趣旨説明を行っている。
〇沼田ガス
定期保安巡回、他業務機会に経年埋設内管の入れ替えを提案している。
〇渋川ガス
内管検査・消費機器調査完了後に経年管更新のチラシ等を手渡して案内し、経年支管入れ替え時に対象路線の顧客に入れ替え提案を行っている。
〇桐生ガス
本支管入れ替え工事時における沿線需要家への折衝、定期保安巡回や営業機会に改善説明を行う。
〇館林ガス
業務機会を通して、チラシの配布、入れ替え提案を行っている。
〇伊勢崎ガス
工事費用負担の面で理解が得られず、思うように進んでいないが、粘り強く交渉していく。
〇太田都市ガス
24年度中の対策完了は困難な状況。
〇本庄ガス
毎年サブユーザーにはチラシによる周知・PRを行い、経年管の需要家には危険性や耐震性に関する事項が記載してあるDMによるPRを行っている。また、本支管入れ替え工事に絡めて経年内管入れ替え工事の促進を行っている。
〇坂戸ガス
保安上重要物件については、19年度に完了した。一般建物に関しては、専任者による継続的な折衝で改善を進めている。
〇入間ガス
年1回訪問し、入れ替え折衝を行っている。
〇鷲宮ガス
法定点検の4年に1回以上のガス漏れ検査実施時の周知と、ホームページにてお知らせを掲載。
〇日高都市ガス
自社広報誌、業務機会を通じて顧客に改善の周知をしている。
〇武蔵野ガス
本支管入れ替え時および定保や機器販売等の業務機会時に入れ替えの折衝をしている。
〇西武ガス
長期閉栓需要家へ撤去折衝を実施。
〇松栄ガス
経年白ガス管対象需要家に危険性の周知および灯外内管漏えい調査を年1回実施している。
〇大東ガス
対象物件の所有者に対し、現地巡回し、チラシを配布、その後担当者による電話・個別訪問を行い、ガス管取り換えの必要性を理解していただけるよう折衝を行っている。
〇エネクル
経年内管先へのチラシ配布、接点業務時に入れ替えの提案・折衝を継続的に行っている。イベントなどを通じて、顧客への入れ替えのPRを行っている。
〇フジオックス
経年埋設管対策済である。
〇角栄ガス
経年管(ジュート管)入れ替え時に灯外内管の入れ替え折衝を実施。
〇野田ガス
需要家情報で管理し本支管入れ替え時や、定期保安巡回・機器修理等で訪問した際に入れ替え折衝を行っている。
〇銚子ガス
定期保安巡回等業務機会および本支管工事に折衝を行い、改善を進めており、可能な限り早期に対策完了を目指す。
〇東金市
市のホームページ・広報での周知を行っている。また、定期保安調査、本管入れ替え工事、内管工事等に併せて、需要家への入れ替え折衝を行っている。
〇大網白里市
増設工事の依頼や漏洩調査および現地調査で経年埋設管があった場合は、入れ替えについて説明し、必要であれば入れ替え工事の見積もりを作成し検討してもらう。
〇白子町
外部委託等により折衝に取り組んでいる。
〇習志野市
需要家に対し、戸別訪問、本支管工事の際に周知文を投函するなど、改善の必要性を訴え、入れ替えをお願いしている。
〇東日本ガス※
経年埋設内管の改善促進を図るため、対象物件へ四半期ごとにDMにて改善案内送付およびショートメールを活用して需要家へ改善を促している。自社イベント(ガス展)にてガス管サンプルを展示に活用して改善を促す。ガス漏えい修理時に対象需要家であれば見積り提案をして改善を促している。
〇京和ガス
経年埋設内管対策は、主に定期ガス設備点検時に周知を行っている。
〇長南町
開栓時や防災訓練等イベント開催時に入れ替えの周知・啓蒙活動を実施している。
〇ニチガス※
顧客宅訪問時に提案を行っている。
〇昭島ガス
保安上重要な建物およびそれ以外の建物を年1回以上巡回訪問し、灯外内管のガス漏れ検査を実施している。それと同時に改善してもらえるよう折衝も行っている。
〇青梅ガス
経年埋設内管対象の顧客については例年「ガスと暮らしの安心」運動期間中にDMを送付し、入れ替えを提案するとともにアンケートを実施している。アンケートの回答内容に応じて、掘削調査や漏えい検査を実施するなど、顧客に関心を持ってもらえるように取り組んでいる。
〇武陽ガス
経年管に対しては毎年計画(更新含む)を立て全件周知折衝などの対象として対応しているが、特に重要度の高い需要家にガイドラインに沿って、優先順位付けを行っている。優先順位1=鉄筋系の一般業務用建物・一般集合住宅であって、灯外内管が建物内床下配管の建物。優先順位2=特定地下街・特定地下室等以外の鉄筋系建物・一般業務用建物および一般集合住宅。
〇長野都市ガス
保安上重要な建物(公的物件)の改善は完了した。今後は、一般物件に対して、漏えい発生時などの業務機会に改善提案を継続していく。保安重の一般物件においては、灯外管の漏えい検査を極力ガス遮断による圧力保持による方法で実施することを始めており、少しずつ成果が出ている。
〇大町ガス
次年度より、ある程度地区を絞って集中的に周知と提案を進めていく。
〇上田ガス
定期保安巡回、ガス展、顧客付近道路のガス管取り換え工事等あらゆる機会を捉えて経年管対策の重要性について周知を継続。
〇松本ガス
専従の折衝員を設け早期の対策完了を目指す。定保時にチラシを配布し取り換えの案内を行っている。
〇エナキス
埋設内管はすべてPE管で直近5年以内に設置したもので、経年管に該当するものがないため、現状では対策は考えていない。
〇諏訪ガス
定期保安巡回や検針時のチラシなど多くの業務機会を通して入れ替えをお願いしている。
〇信州ガス
保安重物件の残存件数は17物件。公的施設については全て完了。経年本管の入れ替えが完了している沿道で対象となる物件の対策が課題となっている。
〇厚木ガス
①今年度は改善提案済で検討中の顧客について、意向確認を中心に実施②各種工事機会を通じて折衝(本支管入れ替え時、供給管入れ替え時等に実施)③費用や物理的に入れ替えが厳しい物件については、更生修理工法を主に提案する。
〇秦野ガス
公的機関は対策完了、未対策物件は業務機会に入れ替え提案を行っている。
〇小田原ガス
保安上重要な建物は、建物オーナーへの改善提案が完了している。戸建てについては、業務機会(本支管入れ替え工事)を捉えて継続的に改善折衝を行っている。
〇湯河原ガス
対象の顧客への継続的な周知の実施や、ガス機器交換などの機会に入れ替えをお願いしている。
〇吉田ガス
保安上重要物件は年に1件の割合で対策することを目標に折衝に取り組む。保安上重要物件以外の建物は経年本支管入れ替え工事時に極力入れ替えてもらうように折衝している。
〇東京ガス山梨
保安上重要な建物は、継続して巡回を行いオーナー等へ周知。その他の経年対策は、業務機会(法定点検・その他出張時)を通じた周知継続。
〇熱海ガス
埋設年度、管種、管径、漏えい履歴を基に、優先順位付けした導管の計画的な入れ替え工事を実施。本支管工事に合わせて供給管の入れ替えを実施し、保安上重要な建物の経年埋設管(供・内管)は、地区ごとにブロック化して危険度の高い地区から優先的に入れ替えを実施する。
〇伊東ガス
システム管理、ホームページによる周知、専門部署が本支管入れ替え時に折衝。
〇下田ガス
本管入れ替え時やその他業務機会に入れ替えを勧めている。
〇御殿場ガス
保安巡回およびガス器具取り換えなどの接点業務を通じて入れ替えの促進をしている。
〇島田ガス
本支管入れ替え工事や他工事がある時に、対象路線に近接する顧客に折衝し、営業機会などでも対象物件を意識して入れ替えの折衝を行っている。
〇中遠ガス
専任担当者を中心に本支管入れ替え工事時の巡回、定期保安巡回時等あらゆる接点機会の中で実際の経年管の写真等を見てもらうことで理解を得て、経年管入れ替えに努めている。
〇袋井ガス
非開削工法の採用により、灯外内管の改善成約が高い確率で実施している。併せて灯内内管の改善提案を行っている。
〇東海ガス
顧客との様々な接点を契機として入れ替えの提案をしている。ガス漏えいがあった場合、灯外、灯内全ての入れ替えを積極的に提案している。
〇犬山ガス
本支管入れ替え時に経年埋設内管の折衝を行っている。その他リフォーム等、顧客との接点機会に入れ替え折衝している。
〇津島ガス
本支管入れ替え工事時に顧客に入れ替えのお願いをし、一本でも減らせるよう折衝している。
〇上野都市ガス
要対策導管は取り換え済であり、維持管理導管として白ガス管の取り換えを優先して実施している。同時に耐震化としてネジ鋼管路線の取り換えも行っている。
〇名張近鉄ガス
顧客接点機会での入れ替えPR、外管工事に随伴した内管入れ替え折衝、内管変更工事に伴う入れ替え提案等。
〇甲賀協同ガス
経年埋設内管は残り5本となった。本支管入れ替え工事時に、対象路線に近接する顧客に折衝を行ったり、業務機会を通じて対象物件の入れ替え折衝を行っている。
〇大垣ガス
掘り返し工事の抑制を目的に行政が発注する下水、水道の改修工事路線に存在する経年管保有需要家を対象に改修の折衝を実施し、確実な経年管改修もしくは当面ガスの使用予定のない休止中需要家供給管の元止め工事を実施している。
〇日本海ガス
経年埋設内管については、定期保安調査・漏えい対応時などの業務機会を通じてチラシを配布し理解を得ている。大型(保安上重要な建物)物件については、物件台帳を作成し計画を立て折衝を行い、一般業務用物件・一般集合物件に関しては、オーナーにDM発送を行い、対面による折衝を行っている。また、本支管入れ替え地区については経年埋設内管の折衝を積極的に取り組んでいる。
〇高岡ガス
本支管入れ替え工事や保安点検等の機会を通じて入れ替え提案を行っている。
〇金沢エナジー
本支管改良工事に伴い,敷設替え・更生修理工法を需要家にお願いしている。公的機関で保安上重要な建物の改善は完了した。
〇小松ガス
本支管同様にリスクマネジメント手法を運用し、保安上重要な建物について取り換えを基本としながらも更生修理工法等も活用し改善を進め21年度には全て完了。また、保安重以外の物件も本支管改修工事沿線および業務機会を捉えて計画的に折衝を実施し、改善に努めている。
〇越前エネライン
ガス管取り換えの工事費の負担に難色を示している顧客が多い。近年、経年内管からの漏えいも増加傾向にあり、調査やイベント等におけるチラシ配布の際に必ず説明するようにしている。
本支管の取り換え時に、その沿道の顧客には、この機会に合わせて内管工事を行うことにより工事費用が低減できる等のメリットを説明、交渉し、更新を図っている。毎月の検針時メーター点滅による漏えい不具合などから地区別に経年の度合いをリスト化している。
〇敦賀ガス
あまり進んでいるとは言えない。ガス漏れ修繕時、ガス消費機器取り付け時に追加で取り換えすることが多い。
〇丹後ガス
法定点検時に入れ替えの折衝をしている。
〇福知山都市ガス
少しずつ減少しているが現在311本残存している。顧客との接点機会に現状の説明と取り換えの提案を実施。本支管工事の際に合わせて改善している。
〇長田野ガスセンター
本支管は全数完了している。内管は99・3%完了。残り1件(保安重はなし)、定期的に折衝を続けている。
〇大津市
14年度より経年埋設内管改善工事への補助金制度を実施し、対象需要家に対して改善を促している。定期保安巡回時にチラシを配布して周知するとともに、窓口だけでなくホームページからも補助金申請の様式をダウンロードできるようにして、顧客の利便性を高めるように努めている。また、SNSを活用し、補助金制度の周知を行っている。
〇大和ガス
道路部分の経年管入れ替えの機会に折衝をして入れ替えを行っている。
〇五条ガス
保安上重要な建物を優先し改善折衝を実施。閉栓需要家の経年灯外内管撤去を実施。
〇桜井ガス
法定点検時に経年埋設内管の取り換え等PR。
〇大武
全ての経年管の入れ替えを完了している。
〇新宮ガス
業務機会を利用して経年埋設内管の取り換えを周知、提案している。
〇河内長野ガス
内管工事見積依頼時や内管漏えい修繕工事時に該当箇所だけでなく経年管の入れ替えを提案している。
〇豊岡エネルギー
定保・検満時等の業務機会に取り換えの訴求を行っている。対象顧客を「ガスてん」会場に誘致して、取り換えの訴求を行っている。
〇篠山都市ガス
保安上重要な建物の早期改修に向けて、今後も継続的に周知改善を行い、改善推進に努める。
〇伊丹産業
本支管入れ替え時に需要家へ灯外内管の入れ替えの提案を実施している。ガス漏えいのリスクや入れ替えの必要性を伝えても入れ替えに至らない場合は更生修理工法を採用している。需要家との折衝の際には、経年管の腐食状況の写真や需要家宅の立管立ち上がり部の腐食状況を確認してもらい、入れ替えの必要性を伝えている。
〇津山ガス
保安上重要な建物における灯外内管を継続的に折衝している。戸建住宅の経年埋設内管は、定期保安調査・機器更新時などあらゆる業務機会を通じて折衝している。
〇水島ガス
保安上重要な建物については、4巡目を巡回中であり、地道に折衝を実施。不成約の物件に対して周知完了確認書にサインを頂いている。一般の顧客については、入れ替え交渉が不成約になった場合、白ガス管であれば、更生修理工法の折衝を実施している。
〇福山ガス
一般建物の経年埋設内管については、本支管取り換え工事にあわせて取り換えの折衝を行っている。また、保安上重要な建物については、毎年の漏えい調査にあわせて取り換えの折衝を行っている。
〇因の島ガス
業務機会での入れ替え・撤去の折衝を行っている。
〇松江市
保安調査等の接点業務時に、経年埋設内管についての周知や内管入れ替えの提案を行っている。
〇出雲ガス
個別折衝にて対応。
〇浜田ガス
本支管入れ替え工事および顧客の改修工事等の営業機会に入れ替えの提案を行っている。オール電化に切り替えを行う際は境界付近での切り離しの提案を行っている。
〇久留米ガス
DM送付による改善促進。自主漏えい検査を実施(いずれも保安上重要な建物)。
〇大牟田ガス
経年本支管入れ替えを利用した改善折衝。
〇筑紫ガス
経年埋設内管は前年度に引き続きDMを活用して改善促進に取り組んでいる。DMに返信用ハガキを設けており、返信で改善を希望する顧客には改善折衝を行ない改善する。
〇高松ガス
経年埋設管なし。
〇唐津ガス
顧客の費用負担が発生することにより、あまり進んでいない。
〇佐賀ガス
優先順位付けし、対策を実施している。定期調査時には、対象先へのチラシを用いて周知。また、本支管入れ替え計画と同調し改善促進に努めている。今後は民間の鉄筋系建物の削減を重点課題と考える。
〇伊万里ガス
経年埋設管なし。
〇鳥栖ガス
計画ほど進んでいないのが実情であるが、あらゆる業務機会において周知、改善提案を行っている。
〇エコア
経年埋設内管対象先への取り換え交渉を他の業務機会を通じて実施する。
〇宮崎ガス
重要度の高いもの、本支管工事沿線や漏れが発生した顧客から優先的に取り組んでいる。優先順位の高い顧客へDM発送・巡回を定期的に行っている。
〇南日本ガス
保安上重要な建物については、公的施設の改善工事は完了しているが、残る民間の対象建物は継続折衝と灯外内管の点検頻度を短くするなどの対応を実施している。また、一般住宅については業務機会を通じ継続折衝している。
〇加治木ガス
埋設年度の経過している古い順で計画を実施し入れ替え、撤去等実施。
〇国分隼人ガス
経年埋設管なし。
〇出水ガス
定期保安調査の際、内管漏えい調査を行っている。
〇沖縄ガス
何度も巡回して折衝を続けている。金額が発生することによる入れ替え拒否の需要家へは、シャトルライニングで対策をとる。残り100件を切った所で、改善数が極端に減少している。