ヤマルLNG初入荷 海外再出荷事業本格化へ/西部ガス 【1面】
西部ガスは18日、北九州市若松区にある「ひびきLNG基地」に、ロシア・民間ガス大手ノバテクが操業主体のヤマルLNGプロジェクトで生産されたLNG約7万トンを初めて受け入れた。
全量スポット調達で、中国などアジア向けに供給する予定。同社ではひびきLNG基地を、アジア地域でのLNG取引の拠点とする方針で、今後LNG再出荷事業を本格化させる。
受け入れたLNGは、販売先のニーズに応じ、コンテナやLNG船で再出荷する。販売先は、昨年からISOコンテナを使って出荷している中国のジャスダ・エナジー・テクノロジーなど中国企業や他のアジア諸国の買い手で、西部ガスが独自に販売先の開拓を行っている。ジャスダ社とは今年4月から来年3月まで計約6万トンの出荷を予定している。