【文化】さりげない見守り手軽に 【14面】
急速な高齢化に伴い、離れて暮らす親を見守るサービスが多数生まれ、さまざまなIT(情報技術)機器が投入されている。姿がそのまま見えるカメラや立ち寄りなどの見守りサービスがある一方で、高齢者のプライバシーを侵さないサービスのニーズが高まっている。見守られ感が薄く、手軽なサービスを紹介する。
東京ガス都市生活研究所が2016年に、東京都と神奈川、埼玉、千葉3県の高齢者(65歳~89歳、計480人)へ行った調査によると、自分は元気で見守りサービスはいらないと考える高齢者の割合は80歳以上でも半数を上回った。また、高齢の親を持つ家族への同研究所の別の調査でも、見守りサービスを選ぶ上で、親の心理的負担が少ないことを最も重視していることが分かった。