アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、5日から開かれていた第24回世界ガス会議は9日、閉幕した。6日には今大会の目玉となる「2030年に向けた天然ガス業界の戦略的展望」を議論。気候変動問題の解決には天然ガスが重要な役割を果たしうること、政策当事者などとの対話を増やし、ガスの有益性を強くアピールしていく必要があるとの認識で一致した。7日には日本ガス協会の市野紀生会長が基調講演を行った。(本紙特派員団=岡部賢次、大喜多輝雄、柴垣正巳)「2030年に向けた天然ガス業界の戦略的展望」は、国際ガス連盟(IGU)のこの3年間の調査研究活動の集大成。この中で、天然ガスの需要見通し「グリーンポリシーシナリオ」を初めて公表した。これは世界の環境政策強化の流れに天然ガスがうまく適応したケースを想定した見通しで、環境貢献を果たしつつ発展する将来の可能性を示したもの。
12月にコペンハーゲンで開かれるCOP15(気候変動枠組み条約第15回締約国会議)を境に、世界は環境政策を強化していく見通し。グローバルな排出量取引制度の構築や炭素税の導入など実効性のある政策が実施され、低炭素で効率の高い天然ガスの優位性が見直されるチャンスが来ると見ている。










